エソンの備忘録

至って無益な情報ばかりがあります。読んでね。

英語が話せない

エソンです。英語は話せません。

 

生粋の日本男児たる僕は英語がまるで話せません。聞き取ることもできません。

この二つの能力が致命的に欠けているので「会話」から最も遠い存在として英語のネイティブスピーカーたちに恐れられてきました。図体はでかいくせに意思疎通レベルは赤子ですから。ネイティブの方々が僕を迂闊に

『ハロ〜エソン!ハワユ〜??HAHAHA!』

と刺激でもしたらもう泣いて喚いてうんちも漏らすでしょう。いや、絶対に漏らしてやります。寝そべってこの巨躯を存分に生かしたダダコネを見せつけてやりますよ。

言葉のわからない赤子なんですこっちは!体でコミュニケーションしようや!オラ!

 

さて、英語に対して個人的にはしゃべれないならまあそれで一向に構わん、こちとらジャポネーゼじゃけぇのぉ...という心構えで生きてきました。しかし、大学に入るとそうとも言っていられず、外国人の講師と他の大学生10数人と一緒に英会話の授業を受けねばなりません。

何言ってるかわからない奴同士がなんか喋ってて、唯一聞き取れるのは”OK?”のみ、そんなん瞳孔ガン開きでオッケー!と答えるしかありません。

突然名指しで話を振られることもあります。恐怖に他なりません。オンライン授業なのですが、カメラもマイクももちろんしっかりつけなければならないので「あ〜ちょっと今電波悪くて...マイクの調子も悪くて...察して〜〜〜!」という意味の沈黙、平たくいえば無視を使えません。要するに質問されたらジ・エンド、超大量の脇汗を流してsorrysorry、sorryに次ぐsorryを駆使してなんとか凌ぎ切るしかありません。情けない話です。

 

この一人で夜の山道を歩くが如き悪夢の90分間は週に一回訪れます。

今日もその日で、例によって講師の方が「ハ〜イエソン、ナントカカントカ〜!」と話しかけて来ます。僕はあがり症なので、10数人の大学生とはいえ人前で注目されると頭真っ白顔真っ赤の脇汗シャイボーイになってしまい、さらに未知の言語で話しかけられるので普段わかることもそりゃあ分かりませんわな。

講師に質問され、完全にみんなが僕の発言を待っているという最悪の状況でしたが、脳内オフホワイトのままなんかモニャモニャ言ってたら一旦なんとかなりました。

そのモニャモニャを訳すと「それは難しいから今ここでは説明できないよォトホホ」というようなことを言いたかったのですが、本当に全然違うことを言ってしまっていたかもしれません。というか講師の質問をそもそも聞き間違えてる可能性が東京ドーム2個分あります。もしかしたら彼女は「エソン、あんたアタイのどこが好き?」と聞いていたかもしれませんし、「アタイふたなりの魅力ってわっかんねぇんだけど」と言っていたかもしれません。前者だとしたらそこそこ正解の模範解答な気もしますが、後者であれば不正解です。難しいとはいえ心血を注いで説明する必要のあることです。これからはリスニングだけは頑張らなければなりませんね。

 

今日の日記はこのくらいです。要は英語の授業難しかったってことです。最後の段落だけ読めば大体わかるという点では英語的かもしれませんね。

さようなら。