君は｢メルヘンハットのみみ｣を知っているか

エソンです。

今回は僕の愛する最高の菓子パン「メルヘンハットのみみ」への愛を叫ぶ日記です。

↑メルヘンハットのみみ

この菓子パンは

厚さ約5mm、直径約10cm、パサパサの甘い円盤

です。チョコチップが乱雑に散らばっており、厚みも多少不均等。大きさやチョコチップに個体差は多少ありますが別にそんなの気にしてはいけません、全部雑なので一緒です。いかにも原価の安いようなチープな味わいでどこか安心します。これがウンメェんだ。今日は僕とメルヘンハットのみみとの出会いを書きます。

この円盤は僕の大学の生協に売っていて、残念ながら毎日売れ残っています。僕がこれに出会ったのはつい先日。４限が終わり皆サークルやバイトや家にそれぞれ向かう中、昼飯を食べ損ねた僕は餓死寸前で教室に一人残っています。想像してください。教室も隅でワラスボの干物のようになっている僕を。

虚な目の僕がおぼつかない足取りで大学生協に入るとパンはほとんど売り切れ。弁当も惣菜も残っておらず、あるのは貧相なハンバーガーもどきとこの”メルヘンハットのみみ”だけ。意味がわかりませんでした。「メルヘンハットのみみ」ってなんだよ。「メルヘンハット」自体も何なのかわからないし、もとは”みみ”がある何かだったことは確か、という断片情報も不気味です。買いたくない気持ちと餓死する状況の間に立ち尽くす僕。でもハンバーガーもどきはさすがに美味しくなさそうです。買うとしたらこの円盤...?何これ...?

人のいない生協でレジのおばさんと1on1状態でしたが、僕は悩みに悩んでこの円盤のまわりをうろうろと5、6周歩き回ります。俺の貴重な100円をこんな謎の円盤に払うのか...?嫌だが....?

...... 

購入。「餓死」とおでこに描かれた骸骨が視界の端を歩いてきたので消去法で買いました。意志が弱いというか、危機に敏感というか、なんか負けた気分になりました。しかし食べてみると気持ちは一変します。超うまい。やんちゃでジャンクな甘さが口に広がり、雑なチョコチップとマリアージュ。口の水分が全部なくなってクッチャクッチャになるし最高の気分です。片手に持ったマックスコーヒーで流し込みます。デブ確定！ｷﾓﾁ~‼︎

でかい円盤を自慢げに持って時々齧りながら並木道を颯爽と歩くでかい男、僕。すれ違う人も皆このゴージャスビッグ対談に若干怖気付いているように見えます。そういう少しの優越感もあってかメルヘンハットのみみは僕のお気に入りになりました。

思えば僕は豚肉も薄いのを硬めに焼いてギシギシ噛みちぎるのが好きだし、少ししけったせんべいも好きだし、このパンみたいなパサパサの食べ物が好き。そういう方にはおすすめできる円盤です。もちろんそうでない方も買って食べてみてください。今では大学に行くたび買ってしまっています。メルヘンハットと検索したらサジェストに「メルヘンハットのみみ　どこで売ってる」「メルヘンハットのみみ　売ってない」とあったので頑張って探してみてください。

ちなみに「メルヘンハット」ってなんなのか、この日記を書くにあたり調べたところ、同じ会社から出ている帽子の形のでかいパンのことらしいです。「みみ」ではなく「つば」のような気がします。「ぼうしパン」という高知県のパンを元にしているらしく、なんとも攻撃力が高そうなパンです。（エソンはカロリーのことを攻撃力と捉えている）

ぼうしパン。カメリヤのサイトより

まとめ　メルヘンハットのみみは

・甘い

・でかい

・薄い(それが良い)

・パサパサ(それが良い)

・雑(それが良い)

・最高にうまい

以上です。どうか愛してください。